体験でご利用いただいた方に対して、
「レクリエーションでは、何をされますか。カラオケですか。トランプですか。それとも、機器を使った運動ですか。それ以外に、オセロや折り紙とかもありますが、何もせずにのんびりと過ごすことも大切な選択肢としてあります。」とお伺いしたところ、
「昔は、卓球をやっていたんだけれど・・・」と、お教えくださいました。
「ここには、卓球のできるものがなくて、すみません」とお答えして、お許しいただきました。
そのことが、頭の中で引っ掛かり、後日、しっかりした段ボールの箱をゴミ出しするときに、捨てずにとりおいて、延長対応の日の時間の合間をみながら、数日掛けて「ラケット」と「ネット」を段ボールで作成。
ようやく、レクリエーションの時間に、「卓球大会」と称して、利用者様に卓球を試していただくことがかないました。
お一人おひとりには、限られた時間での卓球となっていますが、経験のある方、無い方を問わず、ラケットを持って前向きに楽しまれています。
「もっとしたいわ」との声もいただきながら、体も気持ちも前向きになっていただく機会となり、ピンポン、恐るべし。
岡場 しいのき