「お風呂に入って、気持ちよかった」
と、洗面台の前に前に座っておられるお客様から、何気なく独り言のように口から言葉が出ていました。
「良かったですね。喜んでいただいて、ありがとうございます」
と、私からは、お声掛けいたしました。
数カ月前までは、入浴を拒まれる言葉を話されていただけに、お風呂やデイでの関わり合いを重ねてきた一つの結果かな、と感じました。
限られた時間の中での人と人のふれあいには、結果を求めたり、結果のために関りをもつのではなく、
私自身の相手に対する思いを秘めながらの関りという行動を、ただ重ねていくことだと考えています。
お一人おひとりのいつかに、「良かった」という思いが生まれることを。
岡場 しいのき