とある朝の送迎車内での、支援認定の利用者様との会話です。
利用者様から
「職員の皆様の仕事ぶりを見ていると、本当に大変やねぇ。いろんな人がいて、その対応でお世話されているのを見ていると、本当に感心するわ」
私からは
「いえいえ。大変だと思ったことはありません。いろんな方の対応をさせていただくことで、さまざまな勉強をさせていただいているんです。
むしろ大変な状況であればあるほど、なかなかできる経験ではないので、勉強のチャンスをいただいていると思っています」
「それやったら、私はあんまり勉強の貢献ができていないわね」(冗談ぽく、笑顔で)
「いえいえ、あまり介助のお手伝いが出来ていない利用者様からは、さまざまな経験に元ずくお話や、お考えをお聞かせいただいており、それも尊い教えをいただいていると喜んでいます。
どの利用者様も、私にとってはこれからの通る道だからです。」
この視点は、利用者様同士で、それぞれにデイの場で、意識せずに持たれているとも感じています。
岡場 しいのき