その日の利用者様と、フロア内やお風呂場や洗面台などで、初めてお出会いする時には、
「〇〇さん。おはようございます。今日もよろしくお願いいたします。」と、必ずお名前をお呼びして、お顔や目を合わせて、ごあいさつをするようにしています。
すれちがいのタイミングであったとしても。
その時限りで、その一日、お別れする利用者も多くあります。
それだけに貴重な機会であるとも思っています。
そうして意味では、入浴介助は、本当に意義のある時間です。
今日は、午前中に11人の介助をする機会となりました。
脱衣から洗髪、洗体、浴槽につかっていただき、体を拭いて着衣までの流れを、お一人おひとりの体調をキャッチしながら会話を紡いでいくとともに、安全、快適にお過ごしいただけるように確認のお声掛けも続いていきます。
主役は利用者様で、私は脇役に徹しながら、何を求めておられるのか、それにお応えできているのかを感じ考え行動に移していく。
自分ならどうして欲しいかとも照らし合わせていきながらの予測、想像力も駆使しながらの時間となります。
ゴールは、今日が利用者様お一人おひとりにとって、私とかかわっていただく中で、今日のその瞬間だけでも元気になっていただければと願いながら。
岡場 しいのき