年を重ねて、今日まで来たけれど、病気も抱えて、体も思うように動かなくなってきて。
明日はどうなるのだろう・・・といった不安を抱えて、
誰に話すわけでもなく、話したところでどうなるのでもなく。
そのようなぬぐい切れない思いを持って、デイサービスにお越しになっている利用者様に対して、私のできることとは。
お顔を見て、お名前をお呼びしてのごあいさつや話しかけ。
送迎の車窓から見える季節を感じる光景についてのお話しと共有。
私も含めて、それぞれ心に抱えるものは異なっても、今をともに過ごすことのご縁をどのように結んでいくか。
入浴介助等の機会で、お互いの体調をいたわりながら、預かりものである身体を大切に思うこと。
レクリエーションでは、様々な経験を重ねていただき、自己表現を体感していただくこと。
朝の会や終わりの会では、人を大切にするために、自分を好きになっていただくとともに、ひとときでも笑っていただくことで、つらさを乗り越えるきっかけになればと願っています。
そうした作用の中で、自分自身も何とか前を向けているのかなと、感じています。
岡場 しいのき