日が短くなってきました。
夕方のお送りの車中から、西側の山に沈もうとする夕陽が、深い笑楽色に輝いています。
「きれいな夕陽が見えますよ。」とお声掛けをしましたら、
同乗されているある利用者様は、静かに夕陽に向かって手を合わされました。
子どものころから慣れ親しんだ夕陽に、何を思われたのでしょうか・・・
既にお亡くなりになっているご両親のこと、伴りょのこと、
子どもの頃の思い出、青春時代、子育てに頑張ってこられたころのこと・・・
それとも、
今の家族のこと、今やこれからの自分について・・・
日々、自分の行く末についての不安をお聞きすることがありますが、
それと同時に、今を生かされていることへの感謝の念についてもお話しくださいます。
人生の秋が深まる中で、お一人おひとりの、実りに接しています。
ありがとうございます。
岡場・しいのき