ご利用者様からのお話しです。
子ども時代は、物がなく、家族が力を合わせて工夫して暮らしていました。
子どもながらに、家で蚕の世話をしたり、牛の世話をしたりして家計を助けていました。
畑仕事もよくしたものです。お米は貴重で、互いにお礼の品としてもやり取りしていたものです。
物の少ない時代でしたが、お互いに助け支え合いながら暮らしてきた中で、人の心のありがたみを学ぶとともに、丈夫な体になったのでしょうか・・・
今は感謝、感謝で過ごしています・・・と。
高齢になり出来ることが少なくなったと不安になられていますが、そうしたかけがえのない経験を私たちに語っていただくことで、日々、心の耕しをいただいています。
日本、そして世界でも初めて経験する高齢化社会に突入した現在において、ご利用者様からのお話は、同世代はもとより、後輩世代にとっても大切な心をいただいています。
「お一人お一人がふれあうデイサービスの場では、だれもが尊い存在であり、ふれあうことに意味がある」と感じる昨今です。
今週は、岡場 しいのきが、お届けしました。